朝鮮半島でも「日本海」と「東シナ海」の名称を使っているのか?

日本地図を広げてみれば、日本列島の西側、大陸とのあいだに横たわる海は「日本海」と書かれている。さらに九州から台湾近くまで、ゆるやかなカーブで薩南諸島(さつなん)、奄美諸島(あまみ)、沖縄諸島と横たわってつづく沖縄南西諸島の、大陸側の海が東シナ海だ。さて、世界地図を広げてみると、アジア主要部として日本を含む地図には、やっぱり日本海と東シナ海と表示されている。

この名前が世界共通の名称だからで、日本海は英語で「The Sea of Japan」だし、東シナ海は「The East China Sea」である。ところが1993年(平成5)のこと。国連本部で開かれた第6回地名会議で、韓国と朝鮮民主義人民共和国(北朝鮮)が、これに疑問を投げかけた。

「日本と朝鮮半島のあいだにある海を、一方的に日本海というのはおかしい。植民地主義と関連がある」というのだ。韓国は、この海を「東海」と呼んできたということも紹介し、はじめて南北かそろって会議に出席した2国で意見をそろえたのである。もちろん日本は、国際的に認められたのか「日本海」だと主張した。

いっぽうで、中国も東シナ海という名にこだわりを見せたことがある。中国ではこの海を「東海」と呼んでおり、日本や韓国でもそう呼ぶべきだというのである。しかし、日本から見ても、韓国から見ても、この位置は東ではない。

第一、中国や韓国のいうとおりにしたら、日本の西側の海すべてが「東海」というワケのわからないことになってしまうだろう。それでも、水産関係のフォーラムなどにこれらの国が参加するときは、「環日本海水産国会議」とは呼ばず、「北東アジア地域水産国」と言い換えるなどの工夫は行なわれているようだ。

— posted by Mapper at 02:13 pm