地震の際の危険度を地域別に示した地図とは・・・

阪神・淡路大地震が襲ったとき、被害がもっとも大きかったのは私鉄沿線の駅前商店街など、昔ながらの住宅が密集した一帯だった。ローン支払い中のマンションが半壊したり、中途半端な崩壊のため建て直そうにも取り壊し費用のほうが高くつくといったような悲劇もあったか、密集地域は地震に重なる火災の被害が大きかった。

関西をこんな大地震が襲うずっと前から、オオカミ少年のように、「いつか来る、きっと来る」といわれつづけた関東地方だから、東京都では、こうした地震の際の危険を推定して、地域ごとに危険度ランキングをつけた地図がつくられていた。「建物危険度+火災危険度」を合算したもので、1~5のランクに分けたものだ。

東京都を500メートル四方の方眼に区切り、そこにアミ点をのせていき、点の数が多い、つまり色の濃いほど危険度か高いという、一目瞭然のマップである。それによれば、鉄道高架下の飲食街のある駅付近や、古い建造物の多い下町一帯、あるいは地盤が液状化して軟弱な地帯などが、どうしても危険度が高い。

また地盤がいくら硬くても、かえって揺れか速くなるから鉄筋コンクリートづくりの建物だからといって安全ではないといったような、地盤と建造物の種類によって危険度が異なることまで加味して、危険度はランクされている。

こうしたランク図を掲載し、地盤と建物の強度の関係を説明した「あなたの町の地域危険度」という小冊子も発行されているから、一度手に入れてじっくり眺め、日常の生活で何を心がけるべきかを考えるのもいい。それが何よりこの地図の生きた使い方だろう。

— posted by Mapper at 03:34 pm